小樽潮陵漕艇倶楽部の歩み
小樽潮陵漕艇俱楽部は、今年創立70年目を迎えました。
昭和27年、我が母校潮陵は創立五十周年を迎え、同年9月23日、記念式典及び祝賀 会が盛大に開催されました。
学校の繁栄と共に車の両輪のごとく活動してきた端艇部 (ボート部) は、 明治39年に 誕生して以来、
着実に成果を上げ樽中校風である質実剛健の中核体をなすほどの勢いで
「樽 中のボート」か 「ボートの樽中」かと言われるほどでありました。
特に、全国五年連続優勝と言う快挙を果たした先人の偉大さは忘れてはならないものであります。
母校創立五十周年を期して先輩諸兄が合い集い、母校ボート部の更なる活躍を願って昭 和27年10月18日、
中央ホテルにおいて端艇部後援会(現小樽潮陵漕艇倶楽部) が創立されたと 潮陵五十年史」に記されております。
この年、 第14期卒業の東海林武雄氏よりフィックス艇の寄贈があり、 翌昭和28年5 月5日、
小樽税関埠頭にて新艇の贈呈式並びに進水式が行われ、決意を新たに端艇部後援 会がスタートしたわけであります。
以下、 年代順に出来事なるものを列記させていただきますが、資料に乏しく誤りがあり
ましたならばお許し願いたいと存じます。
<昭和27年 >
・小樽潮陵高校創立50周年記念式典・祝賀会開催。
・岸道三、 安立正雄両氏多年に亘る指導尽力に開校五十周年祝賀協賛会より感謝状。
・端艇部後援会「現小樽潮陵漕艇倶楽部 創立される。
< 昭和28年>
・安立正雄氏コーチ就任。
・5月5日、 東海林武雄氏寄贈の新艇 (フィックス艇) 贈呈式並びに進水式挙行。
・第8回国民体育大会3位。
<昭和29年 >
・浅木武雄氏コーチ就任。
・第11期卒業、 岸浩三氏宅にて合宿。
・第9回国民体育大会において5年振り戦後3回目の優勝。
< 昭和30年 >
・大谷正八郎氏コーチ就任。
<昭和31年 >
・安立正雄氏コーチ就任。 < 昭和32年 >
・安立正雄氏コーチ就任。
・第5回全国高体連大会出場、 第12回国民体育大会3位。
< 昭和33年 >
・箕輪正治氏コーチ就任。 <昭和34年 >
・箕輪正治氏コーチ就任するも転勤のため高張友三郎氏受け継ぐ。
・第7回全国高体連大会出場、 第14回国民体育大会8位。
< 昭和35年 >
・岸悠二 牧野義明両氏コーチ就任。
<昭和36年 >
・佐藤春夫教論退任し乙坂英司教論が部長に就任。
・倶楽部よりコーチに岸悠二氏、 サブコーチに田倉道夫氏を派遣。
・第13期卒業、岸道三氏来樽し校内ポート大会用優勝杯三個寄贈。
< 昭和37年 >
・5月10日、 選手激励会開催、倶楽部若手OB寄付金集めに奔走、 合宿費など補助。
・女子ナックルフォアクルー誕生、 第17回国民体育大会出場。
・ボート部OB有志の集まり「浩歌会」誕生。
< 昭和38年 >
・5月選手激励会開催、 合宿費 遠征費など補助。
・第11回全国高体連大会6位、 第18回国民体育大会3位、日本漕艇協会会長
(第14期卒業) 東海林武雄氏より賞状を授与される。
・高体連の帰途、東京潮陵樽中会と東京浩歌会より歓迎を受ける。 < 昭和39年 >
・倶楽部よりコーチに岸悠二、 林博光両氏を派遣。
・第34期卒業、石河吉彦氏宅にて合宿。 ・第12回全国高体連大会7位。
・女子ナックルフォアクルー、 第12回全国高体連大会善戦3位、 第19回国民体育大会4位。
昭和40年 >
・乙坂英司教論退任し中村諦二 清水利之教論が部長に就任。
・第13回全国高体連大会出場。
・帰途、 東京浩歌会より歓迎を受ける。
< 昭和41年 >
・倶楽部よりコーチに牧野義明氏を派遣。 第14回全国高体連大会、 第21回国民体育大会出場。
・国体の帰途、東京浩歌会の歓迎を受ける。 < 昭和42年 >
・旭電化(株)よりナックル艇寄贈される。
・フィックス種目廃止決定、男子ナックルクル一新編成、 初めて全道大会に臨む。
< 昭和43年 >
・フィックスと決別、 栄光惜別涙あり。
< 昭和44年 >
男子ナックルフォア部員少なし、 国体道予選会のみ出場。
< 昭和45年 >
・ポート部、部員いるも同好会的活動。
< 昭和46年>
・ボート部再興のため潮陵漕艇倶楽部、学校側に働きかける。
< 昭和47年 >
・三村治夫教論が顧問に就任、新艇の進水式など学校当局も動き出す。
・倶楽部よりコーチに堀江忠彦氏を派遣。
< 昭和48年 >
・男子ナックルフォアで初めての全国大会、 第21回全国高体連大会出場。
< 昭和50年>
・男子ナックルフォア、 第23回全国高体連大会出場。
・高体連の帰途、 東京浩歌会より歓迎を受ける。
< 昭和51年 >
・東京浩歌会よりオール6本寄贈される。
< 昭和52年 >
・倶楽部より新艇購入資金補助、 「鳳二号」 進水式。
・東京浩歌会よりオール6本寄贈される。
< 昭和54年 > ・ボート部OB有志の会 二日会」よりシェルフォア艇寄贈される。
・東京浩歌会よりオール6本寄贈される。
< 昭和57年 >
・舵手つきフォア初めて高体連道予選会に出場。
< 昭和58年 >
・三村治夫教論退任し下村出教論が顧問に就任。
< 昭和60年 >
・舵手つきフォア高体連道予選会惜しくも2位。
< 昭和62年 >
・潮陵ボート部創部満八十周年記念式典挙行、 記念誌 「漢の高祖」 発行。
・潮陵財団よりシェルフォア二艇寄贈される。
<昭和63年~平成4年 >
・高体連道予選会、 ナックル・舵手つきフォアなどで出場。
< 平成5年 >
・下村出教論退任し塩谷智教論顧問に就任。
・倶楽部会長、箕輪正治氏退任し高張友三郎氏就任。
・この年より、 男子ダブルスカル高体連道予選会に出場。
< 平成6年 >
・男子シングルスカル・ダブルスカル高体連道予選会出場。
<平成7年 >
・高体連道予選会、舵手つきフォア出場。
<平成8年 >
・女子シングルスカル高体連道予選会に初出場。
< 平成9年 >
・石森裕康コーチ就任。
・倶楽部よりローイングスーツの購入など支援。
< 平成10年 >
・倶楽部より合宿費の補助など支援。
< 平成11年 >
・倶楽部よりダブルスカル用オール一式寄贈。
< 平成12年 >
・高体連道予選会、男子シングルスカル・ダブルスカル出場。
< 平成13年 >
・倶楽部会長、高張友三郎氏退任し岸悠二氏就任。
・倶楽部よりシングルスカル艇寄贈。
平成14年 >
・母校創立100周年記念式典挙行。
平成15年 >
・高体連道予選会 男子シングルスカル出場。
< 平成16年 >
・倶楽部役員学校訪問し新入部員の確保を強力に要請。
< 平成17年>
・8月27日 小樽中学端艇部創部以来の故事にならい、100年記念事業の 一環として
本校柔道部員によりシェルフォア艇が小樽市営勝納艇庫より潮陵記念館に運ばれ展示された。
<平成18年 >
・山本耕三教諭顧問に就任。
・10月21日、 潮陵ボート部創部100周年を迎え記念祝賀会を盛大に挙行。
・ボート部創部100年記念誌 「漕跡百年」を発行。
・女子ダブルスカル全道新人戦に勝利、第18回全国高等学校選抜大会の出場権を 獲得、
創部100周年に花を添える快挙。
<平成19年 >
・女子ダブルスカル・小川郁美・笠谷奈美 第18回全国高等学校選抜大会出場。
・倶楽部より遠征費補助。
・東京潮陵ボート部OB会より選抜大会出場に際し多額の寄付有。
<平成20年>
・倶楽部会長、岸悠二氏退任し林博光氏就任。
・塩谷智教論退任し住山一明教論顧問に就任。
・倶楽部よりダブルスカル用オール一式寄贈。
・第59期卒業、 寺田雅則氏よりローイングスーツ一式寄贈有。
< 平成21年 >
・倶楽部よりローイングスーツの購入など支援。
< 平成22年 >
・倶楽部より全国大会遠征費の補助、 シングルスカルオール一式寄贈。
・東京潮陵ボート部OB会より全国大会支援の寄付有。
・東京潮陵樽中会より全国大会支援の寄付有。
・女子シングルスカル・小林眞弓、第58回全国高体連大会出場。
・少年女子ダブルスカル・小林眞弓、 北海道選抜代表で第65回国民体育大会に出場。
< 平成23年 >
・6月4日 総会開催、 倶楽部より全国大会遠征費の補助、 ローイングスーツの購入など支援。
・東京潮陵樽中会より全国大会支援の寄付有。
・女子ダブルスカル・小笠原未希・小林眞弓、 第59回全国高体連大会出場。
・少年女子シングルスカル・小林眞弓、第66回国民体育大会大健闘3位。
・小林眞弓選手の功績と健闘を祝して祝勝会開催。
< 平成24年 >
・東京潮陵ポート部OB会より小樽潮陵漕艇倶楽部創立60周年記念会に寄付有。
・6月16日 小樽潮陵漕艇倶楽部創立60周年記念祝賀会開催。
< 令和4年 >